わたしと甥の走馬灯

障がい者の甥っ子と過ごした15年そしてこれから

切り取られたアレ

知人から届いたクール宅急便のラベルには


「冷凍シーフード」


とだけ印刷されていたので


早速 いそいそと開封してみたら

発泡スチロール箱の中には なんと




立派なミル貝 ~♡




正確には白ミルと呼ばれるナミ貝で

旬は12月~4月ころのはずだけど


捕れたてを急速冷凍したものなので

解凍すれば水揚げ直後の新鮮さ!

らしい ...笑




今夜の夕食はこれだね!




ということで解凍して捌いてみた


ぉお~♡! ぷりっぷり~しっこしこ~♪




(余談)

クール便パッケージに印刷された会社名がチラッと

見えたんだけど ... まぢで???!

「有限会社ボッキー水産冷蔵 」って

ちょっと ... ゃだぁあ ~н笑!




身はコリコリとして弾力はあるけれど

柔らかく包丁も入りやすいので


貝殻から切り離したり

内臓を取り除いたり


わたしにでも簡単に捌けちゃったよ!




さらに お刺身にしようとしたとき

自室で遊んでいたゲルくん登場


キッチンに入ってくるやいなや

まな板の上に横たわる謎の物体を見て

ゲルくんオメメまんまる仰天!(笑


おもしろいので ~ 包丁をあてたまま

「次はオマエの番だゾォ~~~」

と おぞましい声色で唸ってみせたら


ゲルくん 顔面蒼白 慌てて

股間を両手でガードしながら前傾姿勢になり

向きを変えて一目散に逃げていってしまった




お造りを仕上げて綺麗にお皿に盛り終えて


キッチンからゲルくんに声をかけてみるものの

反応なし。。。


あれれ??

寝ちゃったのかしら??


と ゲルくんの部屋を覗いてみたけど

姿が見えない


勝手に外へは行かないはずだし

玄関のチェーンロックもかかってるし


トイレかな?とも思ったけれど ... 居ない


バスルームにもリビングにも … 居ない


ん?!っと … クローゼットのほうを見たら


扉が1センチほど半開きになっていて

奥の暗闇にゲルくんの目


恐怖に慄いたような鼻息が

スゥ~スゥ~スゥ~スゥ~聞こえてくる


まるでサスペンスホラー映画のような感じ


そんなとこに隠れてたのね!?


あはは、、ごめんごめん … 笑

冗談が通じなかったみたいね~


ごめんねぇ~ちゃんと説明するから

出てらっしゃい ゲルくん(笑




あれは美味しい海産物なのよぉ ~♪


決して


無惨に切り取られたアレ


ではないので安心してね♡


秋風の曇り空

障がい者デイサービスへ迎えに行った帰り道

ゲルくんと駅周辺を散歩してたら


我が家の方向の空が あやしげな雲行き


すぐに戻るつもりで手ぶらで来ちゃったので

傘もないし急いで帰ることにしたけど


結局 雨は降らなかった


湿度はあるものの風が冷んやりと秋らしく

ちょっと寂しい感じね


まぁ蒸し暑いよりはいいのかなぁ~


明日の天気はどうなのかしら。。。


H心霊治療院

ゲルくんのカウンセリングをお願いしている

心霊治療師のH先生から電話があり


「至急お母さんだけで来院するように」


とのこと。。。


ん~~~またかぁ、、


H先生は度々わたしと二人きりになりたがり

意図的にゲルくんのカウンセリングとは別の日に

電話してくる


そもそもわたしはゲルくんの母ではなく

叔母ということを何回も伝えているのに


H先生の脳内には届かないらしい、、




ぁ~ぁ ... ほんとは行きたくない。。。


でも ... ゲルくんが お世話になっているし

むげにできないのよね。。。




もうH先生の目的はわかっているので

わたしは急遽シャワーに入りなおし

H心霊治療院へと急ぐ




築年数うんじゅう年の自宅 兼 治療院


この時期は雑草がぼうぼうとはえていて

玄関までたどりつくのにも苦労する、、


くたびれたアルミサッシ製の引戸を開けると

いつものようにH先生が待ち構えていた


わたしは再び覚悟を決めて中へ。。。