わたしと甥の走馬灯

障がい者の甥っ子と過ごした15年そしてこれから

まぬけた感

この15年の間 わたしは

生活のほとんどの場面で常に二人分の動きをしていた


顔を洗って歯を磨くときでさえ

いつも自分とゲル君の二人分


摂食と排泄と夢を見ているとき以外は

常に二人分の動きが必要だった


服を着るのも脱ぐのも

そもそも何を着るのか考えるのも

いつも自分とゲル君の二人分


ぁ~メイクは一人分だったわね ...笑


15年間このペースで生活してきたので

急に全てが一人分で済んでしまうと

なんだかやり忘れていることがあるようで

まのぬけたような不安感さえ感じる


いつもゲルくんと一緒に眺めたこの景色も

今は一人。。。


早くこの生活に慣れなくては~