わたしと甥の走馬灯

障がい者の甥っ子と過ごした15年そしてこれから

入浴事情

ゲル君がまだ小さかったころは自宅の浴槽も

二人余裕で入浴できたけれど


彼が成長するとともにどんどん狭くなり


13歳になったころには浴槽の中で

お互い向き合って入るのすら厳しくなった


20歳になっても一緒に入りたがるので

身長が高くなったゲル君が後方

わたしが前方で彼に背もたれながら入浴した


まぬけた感

この15年の間 わたしは

生活のほとんどの場面で常に二人分の動きをしていた


顔を洗って歯を磨くときでさえ

いつも自分とゲル君の二人分


摂食と排泄と夢を見ているとき以外は

常に二人分の動きが必要だった


服を着るのも脱ぐのも

そもそも何を着るのか考えるのも

いつも自分とゲル君の二人分


ぁ~メイクは一人分だったわね ...笑


15年間このペースで生活してきたので

急に全てが一人分で済んでしまうと

なんだかやり忘れていることがあるようで

まのぬけたような不安感さえ感じる


いつもゲルくんと一緒に眺めたこの景色も

今は一人。。。


早くこの生活に慣れなくては~


虚無感

朝 ... 目覚めて横にゲル君の寝顔がないと

やっぱ淋しいわ~


5歳~20歳までの15年間ず━っと

一緒に寝てたのに♡


ゲル君が10歳になったころ買い替えた

このダブルベッドも今では広すぎる。。。